2014.06.10

オリエンテーリングディレクター講習会

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先日、日本オリエンテーリング協会(JOA)のオリエンテーリングディレクター1級2級講習会に参加してきた。

JOAにはいくつかライセンスが存在するがディレクターというのは主に指導者向けの資格。指導者向けライセンスとしてまずインストラクター資格がある。これは初級者中級者への心技体における指導方法やけが故障の対応など競技指導者(コーチ)として知っておきたい内容を学ぶ資格。

ディレクターはインストラクターの上位にあり、クラブや協会などのオリエンテーリング組織運営や大会などのイベント開催、初心者の取り込み(普及活動)などで指導的立場となる人向けの資格で、それらに関する知識やノウハウを学べる。2級が普及活動(初心者の取り込みからその継続まで)を担う内容が中心で、1級は大会運営や組織運営を担う内容が中心。リスクマネジメントなどいくつか共通の内容もある。

僕はインストラクターの資格を持っているので今回はディレクター2級の資格を取得するために参加。実は僕はこの講習を運営しているJOA普及教育委員会のメンバー。講習会の講師がいないということでその講師を担う役割を期待されている。ただこの講習の講師をするためには当然その資格が必要で、さらに講師養成講座を受講しなくてはならない。必要に迫られてというのが受講の直接的な動機であった。正直なところ、この資格の存在意義はあるのだろうかと懐疑的に思う気持ちもあった。でもまぁ講師をすれば多少は収入の足しになるしね、と自分を納得させたくらい。

だけど講習を受けてみて考え方は変わった。昔の遺産の惰性でやっているわけではなく、最新の情勢を踏まえていろいろな取り組みについて受講者同士でディスカッションし、評価し合い、具体的な解決策を導くというプロセスを丁寧に踏み、前線で活躍できる人材を作り業界を活性化させることを見据えている資格なんだと思った。

村越さんのリスクマネジメントやメンタルマネジメントの視点からみた話題は、僕にとってはいつも聞いていることではあったけど、それを日常的なオリエンテーリング活動に落として考えてみるとまた違った新鮮さ、発見があった。僕でそうなんだから、きっと初めて聞く人にはもっと大きな視野を与えてくれるのではないかと思う。

愛場さんの医療面からみたリスクマネジメントに関する話が僕にとってはそうであった。大切だとは思いながらも地図の準備やコースの準備で結局後回しになってしまいがちな救護体制の準備ではあるが、準備の3本柱の1つとして早い段階から考えていかなくちゃいけないことなんだなと改めて考え直すきっかけを頂いた。あるいはコントローラの経験から語られた第三者への配慮などはぜひ大会を運営ている組織に関わる多くの人に知ってほしいと思う内容であった。

講習全体を通して特によかったのは自分たちが関わってきた組織以外の視点で評価をもらえる点であった。自分たちが大きな問題だと思っていることが意外と簡単に解決できるということに気づけたり、新しい見方を与えてくれた。最近僕が関わることの多い初心者への指導面でも、「初心者にわかりやすい言葉づかいを使いましょう」なんて言ってきたが、実は自分がまだまだできてなかったことがわかった。例えば整置するときに「身体を回転させる」という言葉を使って正しい方向を向いてもらうように説明するが、なかなかうまくやってもらえない。しかし本当にとってもシンプルな方法で、一発で分かってもらえる解決策が見つかった。目からウロコというか、コペルニクス的転回というか、なんでもっと気づけなかったのだろう。さっそく今週のディバズの講習でやってみようと思う。

もう1つ。次の画像は初心者向けの大会案内を作ろうという課題で作成したチラシ(ポスター)。ちなみに実際に存在する馬見丘陵公園オリエンテーリング大会を題材に作成していますが、内容は実在のものと一致するわけではないのであしからず。

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デザインの良しあしはひとまずここではおいておいて、オリエンテーリングの説明を一切していない点がこれまでの初心者向け案内と大きく異なる点。なんだかすごそうなことをやるらしい、前にテレビでやってた山を走るやつかもしれない、興味あるから行ってみようかな、というのを狙う発想。ちょっとでも興味があればネット検索して調べられる時代。多くの人に一通りの情報を与えるよりも、まずは興味を持ってもらえそうな人にターゲットを絞り、そしてインパクトある何かを訴えかけたほうがよいのではないか、と。

で僕がみなさんにお伝えしたいのは、そのチラシの狙いはどうなのか、という話でもなく、これを作った後のディスカッションについて。これを見て興味を持ってもらっても、検索した後に食いついてもらえるようなサイトやSNSを準備しておかなきゃ。そもそも検索してもらいやすくするためにSEO対策もやりたいね。でも、来てもらってもほのぼのローカル大会じゃ興ざめじゃないかねぇ。世界的にはメディア受けするコースが求められているけどそれって興味持って来た人たちに見てもらう手法としても使えるんじゃないの?そういうコース、舞台があれば一般愛好者も自分たちが競技者として一翼を担っているという意識を高めてもらえるかも。そうなればクラブのトレーニングも活性化するかも、そしたらそしたら、、、

どんな課題においてもこんなふうに議論がどんどん発展し、新しい可能性や課題が見えてきたりする。さらに、今回は受講者が少なかったからそこまでできたのかもしれないけれど、それを自分たちのクラブでやるにはこの人にお願いすればうまくいきそう、こういうふうにお願いしていけばやってくれるかも、なんて具体的な話にまで落とし込めた。現実的な目標、可能性が見えてくることで指導者のモチベーションが高まっていく点がなによりよかった。

ディレクターは比較的年配の方が受けに来る傾向があるようだが、受けてみて思ったのは20代半ばくらいの年代の人にこそ勧めたいと思った。特にこんなことやりたい、もっとこうすればよいのにといった野望や願いを心にもったことがある人に。勢いで始めるよりも、もっと体系的に整理し、広い分野からの意見にも触れたうえで、自分たちらしい活動を進めていくほうが成功への近道に感じる。

とおススメしてみたものの、そもそも開催が数年に1回なのでどうしようもない。JOAとしては開催回数場所を増やしていくと同時に、この資格の意義や中身の充実度を伝え、かつ具体的な運用例活用例を示し、愛好者関係者のみなさんに訴えかけていくことが課題であろう。他人事のようだけどこれが僕の宿題。でもワクワクできる宿題。とその前に事後課題(レポート)をやらなくちゃ2級いただけないのよ。

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2014.05.14

富士山麓ロゲイニング2014へのお誘い

5月31日に開催される富士山麓ロゲイニング2014もコース準備が大詰め。チェックポイントの選定はほぼ終わり、得点設定の段階へ。12時間という長い時間を走った経験があまりないので、どういう得点分布にするのがよいのか悩む。そのあたりは経験豊富なM-nop村越氏にアドバイスをもらいつつ、地図の上の数字を何度も書き換えるここ数日。

富士山麓ロゲイニングというタイトルどおり、ちょっと展望があれば目の前には富士山がドーン。12時間あればいろんな色をした霊峰を愛でることができるだろう。

エントリー締め切りはなんと明日15日まで。まだエントリー可能とのこと。6時間の部もあり。秋の朝霧ロゲイニングとは景色が違う新緑の富士山西麓をお楽しみいただけること間違いなし。

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2014.05.02

岩岳ロゲイニング2014 コース準備中

全日本大会の興奮冷めやらぬうちに白馬村へやってきた。毎年恒例となった岩岳ロゲイニングのコース準備のためだ。この時期の白馬・岩岳は本当に気持ちよく美しい風景が広がる。これを毎年見に来られることは本当に幸せだと思う。ご縁に感謝。

今年の大会は例年よりさらに早くなり、5月24日(土)に開催される。JOAのナビゲーションゲームズ第6戦にもなっている。

ナビゲーションゲームズポイント対象レースである180分(3時間)のナビゲーションクラスと初心者やお子さん連れにお勧めの90分(1時間半)のミニロゲイニングクラスが設けられている。ミニロゲイニングクラスは例年同様ゴンドラで山頂まで上がってのスタートである。さらに今年は基盤地図情報を利用した高精度で見やすい地図を用意している。ロゲイニングとしては短い時間設定だが、その分ナビゲーションに集中しなければならない区間が多く、常連さんでも楽しめるコースを用意したい。もちろん初心者向けのチェックポイントもあるのでご安心を。

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また忘れてならないのが岩岳の地元スタッフのおもてなし。そのホスピタリティは毎年好評で、今年もレース後には無料で白馬豚串やモツ焼き、ソフトドリンクなどのふるまいが行われる。さらにエバニューほか多数の協賛企業がついているレースならではの豪華賞品も見逃せないし、今年はナビゲーションクラス一部カテゴリでは上位チームに賞金も用意されている(賞金については詳細わかり次第追記します→20140509追記 ナビゲーションクラス男子・混合 1位 5万円 2位 3万円 3位 2万円 他豪華賞品あり。ソースはこちら)。

そして何より岩岳より望む白馬岳の迫力は圧巻。が、毎年大会当日だけはなぜか天気がよくない。今年こそ晴れて(懇願)!まぁ、天気は運次第だが、新緑に彩られる岩岳の山を走るだけでも心が満たされる。岩岳ロゲイニング2014、おすすめです。


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▲GWは東北まで行かずとも白馬で桜が見られる。

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▲岩岳山頂から白馬八方尾根方面を望む

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▲まだまだ雪を多く抱える白馬岳


▼以下3点は昨年の下見時の写真。今年の大会と同じ時期。緑と白の対比が美しい
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2014.02.26

初心者から玄人まで

今月は講習会の話題をもう1つ。

先日の記事でも紹介した今年のぐるぐるナビが始まりました。第1回目は2月23日に武蔵五日市での開催。ぐるぐるナビはアウトドア系イベントを数多く手がけるアドベンチャーディバズのイベントの1つで、初心者向けの読図・ナビゲーション講習。ただ勉強するだけではなくて、動いて遊んで地図やナビゲーションに親しもうというコンセプトでここ数年続いています。僕は昨年までは秋シーズンを担当していましたが、今年は通年で春夏秋の3シーズン、合計11回を担当させてもらえることになりました。

最近は読図講習会も各地で開催が増えつつあるけれど、1日だけの講習というのが多い。しかし読図知識はもちろん、ナビゲーション全体のノウハウを学ぶためには、初歩的な内容に限っても、1日では足りないくらい。なによりフィールドで実際にやってもらうのが一番なんだけど、その時間も考慮したらとてもとても駆け足になってしまいます。特に地図が苦手、方向音痴と思っている人にとってはどこか不理解なところが出来てしまうとその後の講義はもうチンプンカンプンになってしまいがち。

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そういう意味で、ぐるぐるナビは1シーズンを3回に分けて内容を組んでいて、各回ごとに少しずつステップアップしていくため、じっくりゆっくり学ぶことができる数少ない講習会の1つだと思います。3回全部出なくちゃいけないというわけではなくて、ある程度知識や経験がある人は2回目3回目だけ参加することも可能だし、前回の復習も各回冒頭に少し行うので、都合で出られなくても大丈夫。さらに今年は1回目に出そびれてしまったけど、やっぱり最初からしっかり学びたい、という人のために1回目の日程を増やしてあります。

地図が読めればみなさんのアウトドアアクティビティの範囲がぐんと広がります。未知の場所へ自分の力で移動できる楽しみを味わっていただきたいです。そして動植物や星空を愛でるのと同じように地形を楽しむという新たな楽しみも増やせます。なにより安全対策がしっかりできるようになる、これが一番重要かもしれません。

しかしながらこのぐるぐるナビ、最近ますます知名度の上がったディバズのイベントだけあって講師への要求も高く、毎回終わった後に細かな振り返りが行われ、次の回には必ず何かが改良されています。ぐるぐるナビで採用した方法は、僕が担当する各地のナビゲーション講習会の基本型にもなっています。新しいアイデアを出す作業は苦しくもあるけどやっぱり楽しいです。

今年は青梅・五日市の奥多摩地区の他に神奈川西部の南足柄地区でも開催されます。これから地図読み・ナビゲーションを身につけたいという方はもちろん、ある程度やってきたけどもう一度学び直したいという方にも満足いただけるものを目指しています。

もう1つの話題はその前日、22日に愛知県で行われた大阪大学オリエンテーリングクラブ(阪大OLC)の合宿。この合宿に1日だけですが、特別コーチとしてお招きいただきました。

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「あなたはオリエンテーリングのトップ選手なんだしそんなのはよくあることでしょう」と思われるかもしれませんが、母校や関係するクラブ以外の団体から招かれてコーチをするという話はこれまでまったくありませんでした。しかも学生のクラブからのお話ということに驚き、興味が湧きました。きっと高い意識でオリエンテ-リングに取り組んでいるのだろうとワクワクしながら準備しました。実際合宿へ行ってみると、人数も多く活気に溢れ、時間管理もしっかりしていて、僕が話している間はしっかり耳を傾ける、学生にありがちなダラダラ感の少ない立派なクラブだと感じました。これから数年、阪大OLCがどう伸びていくのかちょっと楽しみです。

もっとも1回コーチしただけで何かがよくなるほど競技としてのオリエンテーリングは甘いものではありません。重要なのは日々上達を意識することで、そのための努力をすることです。トップ選手たちは世界と戦うために日常的にできる様々なトレーニング方法を考えてきました。そんなノウハウをお伝えできる場所もこれからは増やしていきたいと思っています。

初心者向けのナビゲーション講習会から、玄人向けトレーニング講習会・合宿まで、ナビゲーションの上達をサポートできるようO-Supportとしてもがんばります。


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ぐるぐるナビ今後の予定;
 3/15 基礎編Ⅰ青梅
 3/30 基礎編Ⅱ五日市
 4/13 基礎編Ⅲ五日市

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2013.05.22

岩岳ロゲイニング再び 準備編

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前の記事で紹介したEVERNEW岩岳ロゲイニング2013の準備のために白馬村岩岳に来ています。

昨年はミニロゲイニングのイベントということで、50人くらいの小さなイベントでしたが、今年は3時間のナビゲーションクラスが設けられナビゲーションゲームスのシリーズ戦にも指定されました。定員も200名と昨年の4倍に。とは言え、5時間、6時間のロゲイニングに比べれば短いレースなのですが、主催者である地元の皆さんはこの岩岳ロゲイニングを、「日本のロゲイニングを代表するエントリーレースとして育てていきたい」という意気込みで、数年計画で取り組まれています。なので今年もレース規模以上によいイベントになりそうな予感です。コースも地元の皆さんのご協力により、よいコースが組めそうです。お楽しみに。

なにより岩岳ロゲの魅力は眼前に広がる白馬の山々!コースのいろいろなところで圧倒的な景色がみなさんの心を刺激することでしょう。もちろん晴れれば、なのですが(^^; ま、天気悪ければガスって激ムズなナビゲーションが楽しめるので、それはそれでOKってことで。

そしてせっかく白馬村まで行くのでしたら、土曜のロゲイニングだけではなく、ぜひ岩岳に宿泊して翌日日曜も現地でアウトドアアクティビティを満喫することをお勧めします。ちなみにロゲイニングは定員200名に達し次第締切となります。今週頭の段階で150人を超えているようなので、参加をご検討中の方はお早めに!

お申し込み先:EVERNEW岩岳ロゲイニング2013

そんなわけで準備の時に撮ってきた美しい岩岳と白馬の写真を紹介します。

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▲岩岳から見る北アルプス白馬の山は圧巻

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▲カモシカくんも登場

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▲森の中のトレイルは涼しい風が吹く

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▲岩岳周辺の旅館街も風情があって落ち着く

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▲手前の山が岩岳。6月の岩岳でお待ちしています!

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2013.05.01

岩岳ロゲイニング2013エントリー受付中!

6月15-16日に開催されるEVERNEW 岩岳ロゲイニング 2013ではコースディレクターを務めます。15日がロゲイニング、1泊して16日には白馬・岩岳を満喫できるるアウトドア・アクティビティが多数用意されています。

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▲爽やかな6月の岩岳でロゲイニングを満喫!(八方尾根方面を望む)

15日のロゲイニングは3時間のナヴィゲーションゲームズ・クラスと90分のミニロゲイニング・クラスが用意されています。地元観光協会全面バックアップのため、ゴンドラ使って山頂へ行ったり、スキー場内を駆け回ったり、他ではなかなか味わえないロゲイニングを楽しめます。で、今月中旬にその下見へ行ってコースを決めてきます。1年ぶりの白馬・岩岳。5月はまだ春のはじまりくらいの気候とのことで、とても楽しみです。

2日目の16日は、姫川を豪快に下るラフティングや八方尾根トレッキング、季節のフルーツ狩り、フィールドでの読図・ナヴィゲーション講習などなど盛りだくさんのオプショナルツアーが用意されているようです。2日間合わせて、ロゲイニング初心者のご家族やご友人と一緒でも楽しめるイベントになってます。

ちなみに昨年のイベントは7月開催で(僕自身は大会遠征中のため本番には行けませんでしたが)、残念な天気かつスキー場の草もたくさん伸びていてなかなか大変だったようです。今年は1ヶ月早まっての開催。ちょうど僕が昨年のイベントのために下見に訪れた時期に開催されることになりました。6月はまだ梅雨の気配はなく、スキー場もようやく緑に色づき始める程度。今回紹介している写真のように、とても爽やかな景色が広がっており、おすすめの季節です。

そんな岩岳ロゲイニング、只今エントリー受付中です。先着200名、既に半分ちかくのお申し込みをいただいているとのことで、気になっている方はお早めにお申し込みください!

EVERNEW 岩岳ロゲイニング 2013 http://www.hakuba1.com/event/

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▲岩岳の上を爽やかな風が吹き抜けます

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▲スキー場も快適に走れます

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▲トレイルや森の中もコースにする予定ですのでお楽しみに

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▲もちろん白馬岳や大雪渓も魅力的

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2013.01.25

大島ジオパークロゲイニング2013 現地調査

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上の写真が「日本の首都」がある東京都の風景だとは信じられない人は迷わずに伊豆大島ジオパークロゲイニング(2013年3月2日)に参加することをオススメします。

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▲日本の風景だとは思えない風景ばかり

昨日までの4日間、件のロゲイニングの準備で伊豆大島へと渡っていました。島全域を見て回り、島民オススメのチェックポイント(CP)の位置を確認したり、新たにCPになりそうなところを探してみたり、地図にない道をたどってみたりと島中をウロウロしました。それでも島のすべてを知ることはできず、大島の奥の深さに圧倒されますが、地元の人たちの協力を得ながら競技に使えそうなエリアを重点的に見て回りました。

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▲オレンジの服の彼氏は大会ウェブサイトのスタッフ紹介でも紹介されている大村さん。島の地理のすべてを知り尽くしている。彼氏のおかげで狭いようで広大な大島を効率的に見て回れた。

あいにく、天気が安定せず2日目は大雨で山の中は霧。3日目の晩にも雨が降り、4日目はご覧の通り三原山の上は雪景色でした。伊豆半島の南端ちかくにある大島に雪が降る、前回訪れたときにそう聞いたときにはにわかには信じられませんでしたが、まさか実際に見ることになってしまうとは。。

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▲愛媛出身という、ただでさえ雪が珍しい人間なので大島の雪にテンションが上がる

晴れていても、雪でも、霧でも、まわればまわるほど大島のすばらしさを見せつけられてしまいます。海があり、山があり、そしてなにより活きた火山がある、それも東京から高速船で2時間もかからないところに。そんな魅惑の大島をぐるっとまわれるこのロゲイニング大会は、手前味噌ながらとてもオススメのイベントです。もちろんコースは気楽に楽しめもし、歯ごたえもあるものを用意しています。

大会名称の通り、ジオパークめぐりもできる(というかあらゆるところにジオパークの構成要素がある)でしょうから地質屋、地形萌えのあなたにもオススメできます。またこの大会は大島で長年続いている椿祭りの一環として開催されます。島の至る所にある椿の名所を愛でながらロゲイニング、という通な楽しみ方もできるかもしれませんね。ところでこのブログで紹介しているポイントはレースでも使われるのでしょうか?それとも使われないのでしょうか?それは参加してのお楽しみ。本気で狙いたいチームはいろいろなところで予習したほうがよいのは間違いありません。

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▲コリドア(回廊)マニアとしては、こんなところを見つけると萌える。椿が咲けばもっと萌えよう。

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▲椿の森は少し散ったくらいが一番美しく見える頃だろう。今はまだつぼみ。

ちなみにエントリー締め切りは2月17日まで、または定員200名になり次第終了です。すでに100名を超えるお申し込みがあるそうで、第1回目で離島の大島だからと控えめに設定した定員をオーバーしそう、とのこと。お悩み中の方はお早めに。

さてさて、今週末は「世界の首都」で有度山トレイル三昧が開催されます。2日目のロゲイニングにはTEAM阿闍梨として柳下さんと一昨年の松代城趾ロゲイニング以来の出走。この間、ロゲイニングのコースは大小いっぱい作って来ましたが、参加者として出るのもそれ以来。これまでの経験を活かしてどういう走りができるのか、楽しみです。

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▲あ、そうだ!灯台マニアにもオススメかも

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2012.12.26

大島ジオパークロゲイニング2013 下見

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来年3月2日に開催される伊豆大島ジオパークロゲイニング2013のコースディレクターを任せて頂くことになり、下見のため先週大島へ渡った。こういうお話をいただけることを本当に感謝。

大島は初めて。未知の土地に踏み入れるワクワク感に満たされながら熱海から船に乗り込んだ。ジェット船で45分。意外と近い。実は小学校に上がる頃に伯方の塩でお馴染みの伯方島に住んでいたことがあるので、島に行くとなんとなく懐かしさを覚えたりもする。クリスマス寒波の始まり頃であったが熱海はさすがに温かく、大島はきっと南国気分だろうと思ったら意外と寒かった。

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▲ジェット船で熱海から45分の船旅

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▲島の匂いがする街路

雪も降ることがあるということで、この冬の寒さが観光客伸び悩みの原因の1つらしい。しかし東京からでも2時間以内、寒いと言っても関東平野の寒さに比べれば温かいので、スポーツ合宿にはうってつけの場所だと思う。

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▲サザンカが満開(大会期間中は椿の季節)

今回は1泊2日の短期間滞在。観光協会の方と打ち合わせをしたり、イベントディレクターのハリーさん(Adventure Divas)と一緒に島の様子をざっくり見て回ったり。本当にざっくりではあったがすっかり伊豆大島に魅了された。山あり谷あり、海に砂漠、そして砂浜、断崖とアドベンチャースポーツをするには本当にパラダイスのような場所。地理あがりのオリエンテーリング関係者としては三原山周辺の風景と地面にはいちいち感動してしまう。

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▲椿の森を抜けると

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▲溶岩の広がる荒野

そんな伊豆大島ロゲイニングは来月からの本格的な現地調査から準備が進む。実は島のロゲイニング研究会のみなさんがすでにチェックポイント候補をたくさん用意してくれていた。この研究会はこのイベントのために有志で結成されたグループ。これだけでもこのイベントに賭ける意気込みが伝わってくる。そして島に生まれ島に育ち島を愛する島民たちが選んだポイントには、島の歴史と文化とそして地球を感じることができる。

ちなみに競技エリアは島全域とのこと!バスでの移動が認められているとは言え、これは参加される方だけでなく、コースを組む僕にとってもなかなかチャレンジングなコースになるに違いない。

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▲裏砂漠は気持ちよい(だけど霧が出たら難しい)

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▲海辺も素敵

現地調査の様子もブログにて報告する予定です。魅惑の伊豆大島ジオパークロゲイニング2013、ぜひ皆さんでご参加ください。

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▲地層切断面

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2012.10.31

朝霧ロゲイニング2012 コース準備

11月24-25日に開催されるオリエンテーリングin朝霧、2日目のメインイベント朝霧ロゲイニングのコース設定のため現地で準備してきました。

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昨年、それから今年6月の富士山麓ロゲイニング(12時間)でコース設定を任せていただき、当地でははや3回目のコース設定!昨年のコースはまずまずご好評いただきましたが、実は本格的なロゲイニングコースを組むのは初体験でした。その後いろいろと経験を積ませていただき、あらためて前回のコースを見てみるとなんだかいまいちなコースに見えて来るから不思議なもの。

特に昨年の地図は意外と現地と違う箇所が多かったということに今頃気づきました。前の大会でも使った地図だからということで信頼性には足りたし、ちょっとくらい地図が違うのも含めてロゲイニングなんだろう、と思っていたのもあってチェックポイント周りの様子を中心に見てまわったのが昨年。

今年は準備に時間がしっかり取れるようになったのと、やっぱり正確な地図でやるからこそナビゲーションが楽しめ、ゲーム性も高まり、スポーツとしての楽しみも高まるはず、という思いがあり、チェックポイント以外の場所もほとんど見て回ってきました。MTBでの移動含めてその距離は200km以上!今年はしっかりプランニングすればそれの通りにモノが出てくる、そんな嬉し楽しいナビゲーションをたくさん楽しめるのではないかと思います。もちろん地図ばかり見るのではなく、目の前に広がる朝霧高原の雄大さこそぜひ味わってほしいです!

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地図の準備だけではなくてコース設定ももちろんじっくり時間かけて練っています。もはやトップチームしか行けないと思われているかもしれない富士山麓の森林エリア。だけど今年はちょっとひと味違うかも。名物豚汁ポイントも用意されていますし、いろんな所でソフトクリームの誘惑が待ち構えているとっても危険なコースです!?

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オリエンテーリングin朝霧、相変わらずの人気イベントで1日目のイベントは既に定員に達しています。2日目の朝霧ロゲイニング、最終締め切りは11月10日までですが、定員になり次第募集を締め切るとのこと。ご検討中のみなさん、ぜひお早めにお申し込みください。


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オリエンテーリングin朝霧 
(11/24-25、1日目ミニアド・講習会ほか、2日目朝霧ロゲイニング大会)
http://asagiri.camping.or.jp/diary/pg45.html


去年の大会の様子をレポートしたこちらの記事もぜひご覧ください。
優勝したTEAM阿闍梨のルートや山の中での動きを撮影した動画なども見られます。

朝霧ロゲイニング2011
朝霧ロゲイニング2011 Review

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2012.10.03

アジア選手権AsOCに向けて

秋のオリエンテーリングシーズン。10月のメインイベントはなんといってもアジア選手権(10月15-18日)。2年に一度の大会で2010年愛知以来の開催。今年は中国無錫市周辺での開催。僕が前回優勝したロングディスタンスは今回は実施がないけれど、スプリント・ミドル・リレーが実施されます。リレーは2連覇に向けて、スプリント・ミドルは初の栄冠を目指して最後の調整中。しかし昨今の日中情勢により、オリエンテーリングに集中しづらい状態でもあります。でもどんな環境でもやるべきことは決まっているのでメンタル面の修行だと思って頑張ってきます。

残念ながら中国のオリエンテーリング協会はまだ発展途上のためネット中継のようなものはないし、速報がすぐに見られる状況でもありません。ブログやツイッターもできないでしょう。おそらく結果がもっとも早く更新されるのは国際オリエンテーリング連盟(IOF)のワールドランキングのページではないかと思われます。ぜひこちらをチェックしつつ応援よろしくお願いいたします。


ちなみに今週末は前回のアジア選手権が開催された愛知県作手高原でウルトラロングのレース。nonameの出張販売も行います。そして来週中国遠征前は、大人の休日倶楽部とアドベンチャーディバズのナビゲーション講習2連チャンで3日間東京に滞在。その後いったん川根本町に帰って静岡空港から上海に飛ぶ予定でしたが、これまた昨今の情勢からか欠航が決まり中部国際空港まで移動しなくてはいけなくなりました。帰ってきたら翌日から滋賀県で企業研修の講師、さらに朝霧ロゲイニング大会の下見・コース設定のため数日山ごもり、といった10月の予定です。

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