2014.02.26

初心者から玄人まで

今月は講習会の話題をもう1つ。

先日の記事でも紹介した今年のぐるぐるナビが始まりました。第1回目は2月23日に武蔵五日市での開催。ぐるぐるナビはアウトドア系イベントを数多く手がけるアドベンチャーディバズのイベントの1つで、初心者向けの読図・ナビゲーション講習。ただ勉強するだけではなくて、動いて遊んで地図やナビゲーションに親しもうというコンセプトでここ数年続いています。僕は昨年までは秋シーズンを担当していましたが、今年は通年で春夏秋の3シーズン、合計11回を担当させてもらえることになりました。

最近は読図講習会も各地で開催が増えつつあるけれど、1日だけの講習というのが多い。しかし読図知識はもちろん、ナビゲーション全体のノウハウを学ぶためには、初歩的な内容に限っても、1日では足りないくらい。なによりフィールドで実際にやってもらうのが一番なんだけど、その時間も考慮したらとてもとても駆け足になってしまいます。特に地図が苦手、方向音痴と思っている人にとってはどこか不理解なところが出来てしまうとその後の講義はもうチンプンカンプンになってしまいがち。

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そういう意味で、ぐるぐるナビは1シーズンを3回に分けて内容を組んでいて、各回ごとに少しずつステップアップしていくため、じっくりゆっくり学ぶことができる数少ない講習会の1つだと思います。3回全部出なくちゃいけないというわけではなくて、ある程度知識や経験がある人は2回目3回目だけ参加することも可能だし、前回の復習も各回冒頭に少し行うので、都合で出られなくても大丈夫。さらに今年は1回目に出そびれてしまったけど、やっぱり最初からしっかり学びたい、という人のために1回目の日程を増やしてあります。

地図が読めればみなさんのアウトドアアクティビティの範囲がぐんと広がります。未知の場所へ自分の力で移動できる楽しみを味わっていただきたいです。そして動植物や星空を愛でるのと同じように地形を楽しむという新たな楽しみも増やせます。なにより安全対策がしっかりできるようになる、これが一番重要かもしれません。

しかしながらこのぐるぐるナビ、最近ますます知名度の上がったディバズのイベントだけあって講師への要求も高く、毎回終わった後に細かな振り返りが行われ、次の回には必ず何かが改良されています。ぐるぐるナビで採用した方法は、僕が担当する各地のナビゲーション講習会の基本型にもなっています。新しいアイデアを出す作業は苦しくもあるけどやっぱり楽しいです。

今年は青梅・五日市の奥多摩地区の他に神奈川西部の南足柄地区でも開催されます。これから地図読み・ナビゲーションを身につけたいという方はもちろん、ある程度やってきたけどもう一度学び直したいという方にも満足いただけるものを目指しています。

もう1つの話題はその前日、22日に愛知県で行われた大阪大学オリエンテーリングクラブ(阪大OLC)の合宿。この合宿に1日だけですが、特別コーチとしてお招きいただきました。

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「あなたはオリエンテーリングのトップ選手なんだしそんなのはよくあることでしょう」と思われるかもしれませんが、母校や関係するクラブ以外の団体から招かれてコーチをするという話はこれまでまったくありませんでした。しかも学生のクラブからのお話ということに驚き、興味が湧きました。きっと高い意識でオリエンテ-リングに取り組んでいるのだろうとワクワクしながら準備しました。実際合宿へ行ってみると、人数も多く活気に溢れ、時間管理もしっかりしていて、僕が話している間はしっかり耳を傾ける、学生にありがちなダラダラ感の少ない立派なクラブだと感じました。これから数年、阪大OLCがどう伸びていくのかちょっと楽しみです。

もっとも1回コーチしただけで何かがよくなるほど競技としてのオリエンテーリングは甘いものではありません。重要なのは日々上達を意識することで、そのための努力をすることです。トップ選手たちは世界と戦うために日常的にできる様々なトレーニング方法を考えてきました。そんなノウハウをお伝えできる場所もこれからは増やしていきたいと思っています。

初心者向けのナビゲーション講習会から、玄人向けトレーニング講習会・合宿まで、ナビゲーションの上達をサポートできるようO-Supportとしてもがんばります。


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ぐるぐるナビ今後の予定;
 3/15 基礎編Ⅰ青梅
 3/30 基礎編Ⅱ五日市
 4/13 基礎編Ⅲ五日市

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2014.02.11

野外教育指導者養成講習会

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▲吹雪の中のナビゲーション講習

今年も朝霧野外活動センター主催の野外教育指導者養成講習会で講師を務めることとなった。公共施設らしいお堅い名前の講習ではあるが、ナビゲーションやリスクマネジメント、野外活動プログラム作成などアウトドア活動のインストラクターとして必須の課題に取り組む多くのプログラムが用意されている充実の3日間。僕はもちろんナビゲーションパート担当で、他に村越さんや田島さん、松澤さんといったオリエンテーリング界を代表する講師のみなさんたちと共同で。

だけど、ご存じのようにこの週末は首都圏は数十年に一度の大雪で、富士山麓・朝霧高原も土曜日は一日雪。しかも強風で吹雪、ブリザードのような時間帯もあった。土曜はフィールドワークで一日外に出る予定だったが、老若男女が集まっての講習会、さすがに野外でのフィールドワークの実施は難しく、代替プログラムに変更する決定まではスムーズだったけど、では何をするか、内容についてはかなり悩んだ。こんな吹雪の中でナビゲーションをする機会もあまりないし、施設のまわりだけでも出てみるのがよいうのではないだろうか?だけどこんな体験したこともないような吹雪、施設のまわりでやるいっても問題は生じないのだろうか??愛媛出身、オリエンテーリングこそたくさんしているが雪山のようなエクストリームな環境での活動経験はあまりない。己のアウトドアでの経験値不足を素直に認め、経験のあるみなさんの意見を聞いて決めるしかなかった。

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▲雪だるまが雪まみれ

最終的には風が少し落ち着く可能性が高かった午後に1時間弱、施設の敷地で実習をすることにした。ホワイトアウト下ではコンパス直進がいかに有効かがわかり、しかしそれでいて樹林帯の中などでは意外とまわりが見え、大きな地形を見て判断することも可能、といったことを実体験として知る機会を提供できたし、自身も知ることができた。一方でこんなひどい環境なのに外に出たら妙にテンションがあがった。きっと雪が珍しい南国出身者ならではの、ちょっとした興奮状態になっていただろう。気を付けないと冷静な判断ができない危険性も感じられた。短い時間ではあったが得るものは多いすばらしい時間だった。

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▲ホワイトアウト下のコンパス直進

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▲かんじき。あまり雪がないところでは沈まないが、雪深いところではけっこう沈む。という経験も増やすことができた。

この講習は毎年様々な分野で活躍する人たちが受講しており、講師でありながらもいろいろ学べる貴重な時間。普段はどちらかというと初心者向けのナビゲーション講習をする機会が多く、そこではアウトドアでの経験もまだあまり多くないという人が多い。しかしこの講習は指導者や管理者などアウトドア経験が既にある人たちが集まっているからか、等高線や地図記号、コンパスの使い方などいわゆる知識の習得部分よりも、オリエンテーリングの競技性や選手としての考え方にとても興味をもっていただけ、切り口も鋭くこちらがドキッとさせられることも多い。また外は吹雪なのに外に出て活動したい、こういう機会だからこそするべき、という意見にも圧倒された。中上級者向けナビゲーション講習についてはまだまだニーズを掴み切れていない。僕ももっといろいろなことに挑戦して何が知りたくなるのかを考え直したいところ。

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▲明けて日曜の雪の森

ナビゲーション講習会といえば今月からアドベンチャーディバズのぐるぐるナビの2014年シーズンがスタート。今年は春夏秋に合わせて11回開催!これまでどおり3回1シリーズを3シーズンとなっていますが、始めからしっかり学びたい人のために初回基礎編Ⅰは参加機会を増やすため複数回開催されます。ちなみにどの回から参加しても、どの場所で参加しても基本的な内容はすべて学べるようになっていますので、ご都合のよい日程を選んでぜひご参加ください!

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春は奥多摩で4回開催;
 2/23 基礎編Ⅰ五日市
 3/15 基礎編Ⅰ青梅
 3/30 基礎編Ⅱ五日市
 4/13 基礎編Ⅲ五日市

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2014.01.20

ジュニアチャンピオン大会

毎年、O-Supportからnonameウェアを賞品として提供している多摩OLのジュニアチャンピオン大会。少しでもジュニア選手のモチベーションアップに繋がればと願っています。そんなご縁もあり、毎年お招きいただいている。ありがたや。

1週間前のJOA公認みちの会大会の方が結果という意味では重視していて、レースとしては今回の方が気楽だったんだけど、パフォーマンスは今回のほうが良かった。不思議なもんだと苦笑いしてしまいそうだが、自分で課すプレッシャーへの精神的な弱さを意味しているのかもしれない。

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この時期はスムーズな完成されたオリエンテーリングではなく、速く走る練習に重きを置いている。走るスピードもそうだが、どこのラインを通れば速く走れるかというプランニング上の見極めも必要。それと最近もう1つ意識しているのがアタックでの視認性。コントロールフラッグが視界に入って来やすい方向からアタックすることでスピードを上げられる区間を増やすのがねらい。簡単なアタックとは何かをもう一度見つめ直している。オリエンテーリングをよりブラッシュアップしてくのは春先からか。2月はあまりオリエンテーリングをする機会がないので時間を見つけて自主練に行かなくちゃ。

さて、JC大会ではここ数年、自分のレース後にジュニア選手と同じコースも走り、会場でルート解説をやっていたけれど、今年は若い選手たちに任せた。仕事の都合上、遠目に見るくらいしかできず、内容もなんとなくしか聞き取れなかったが、どんな具合だったのだろう。1点気になったとすれば、話すときは地図ばかりではなく観衆の方を見ながら話すとよりよい感じになると思うよ。

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2013.12.09

企業研修とオリエンテーリング

先月、企業研修のお仕事をいただいていた。日本オリエンテーリング協会(JOA)が請け負ったものを僕が担当しコーディネートするという内容。

JOAが企業研修という話を聞いたとき、きっと多くの方はグループでの徒歩オリエンテーリング(現代風に言えばロゲイニング)を行ってレクリエーションのようなものをやっているのだろう想像するかもしれない。一昔前(二昔以上前かも)ならそれで受けていたのかもしれないが、費用対効果にシビアになり、また世界で活躍する人材育成に力を入れる企業には、それだけでは満足していただけない時代。コミュニケーションや情報処理能力を問うような様々なプログラムを試行錯誤しながら開発し、年数回やってくる企業からの問い合わせに対応している。プログラムはオリエンテーリングの原型をだいぶ崩しているので、コミュニケーションを問うナビゲーションゲーム、なんてふうに紹介している。

どんなことをやっているかというのはO-Supportのサイトに簡単に説明をしているのでご参考までに。これらの情報、本来はJOAのサイトで展開するべきことなんだろうけど、公益社団法人なだけにいろいろと調整が必要なためとりあえずこちらで展開している。

研修に携わるきっかきについてはずいぶん前にこのブログに書いていた。2007年6月25日の記事、オリエンテーリング研修。その後も同じような問い合わせは続き、今では世界的な大企業を含めて様々な企業で研修を実施している。中には毎年実施してくださり名物研修になっている企業さんもある。

このときの記事では、僕らが培ってきたオリエンテーリングのスキルやノウハウを活かして社会貢献ができ、活動資源も獲得できる、といったことを書いている。その意義は今でも変わらない。また研修ではオリエンテーリングの競技動画を紹介したりもしているので地味ながら普及活動も担っている。

それに加えて最近思うことは、研修を通して人的ネットワークを構築できるメリットがあるということ。人的ネットワークにも2種類あって、一つは外的なもの。単純には企業にオリエンテーリングやJOAの現状を知ってもらえること。それが何かの解決に直接つながることはないかもしれないが、この世の中、いろいろなご縁が複雑に絡み合ってできているものなので、名前や顔を覚えておいていただくことに損はない。また、利用施設とのコネクションができることも見逃せない。オリエンテーリング大会を開きたくてといった話で正面切って施設に交渉へ行くと意外と冷遇されることもある。危ないからとか自然保護の関係もあるので、といった具合に。だけど不思議なもので●●株式会社の研修で使いたい、となると意外とすんなり応じて頂けることもある。その準備を通じて施設の担当者と仲良くなり、オリエンテーリングの意義や本来の姿を知って頂き、将来的には大会やイベントに利用できるようになったりする。

もう一つは内的なネットワーク。研修の実施には各地の都道府県協会やクラブの協力が欠かせない。一方で企業としては、元チャンピオンだとか現役代表と言った講師のステータスも重要となる。そのためJOAから派遣される講師と、地元の人たちが協力しなくては研修は成り立たない。各地の協会やクラブでは全国的には名前を知られていないかもしれないが、長年その地域で活躍してきた人や様々な工夫を凝らした資材を持っていたりする。あるいはこれからそうなっていく若手スタッフが手伝ってくれたりもする。一方、トップ選手というのは自分の所属する組織の中で大抵のことを済ませられてしまうことも多く、意外と狭い世界の中にいる。どっちが良い悪いという話ではない。様々な分野で活躍し、いろいろな経験をしてきた人たちが交流することで、新しいアイデアが生まれて来たりする。

人の交流を促すだけならば研修運営でなくてもよいのかもしれない。だけど僕は研修を通じてここに書いたような動きを実際に見てきて、オリエンテーリングの活性化の1つの手段としてその可能性を感じている。その可能性をより大きくするためには、もっと組織的に動かなくちゃいけないという必要性も感じてきた。研修事業も次のステップに進む時期に来ている。

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2013.11.28

朝霧ロゲイニング2013

朝霧ロゲイニング2013にご参加ありがとうございました。

毎年このブログでも準備編、解説編と朝霧ロゲ関連の記事を書かせてもらっているのだけど、実は今年は準備編は書かず、O-Supportでのツイッターで少し発信しただけ。そんな僕の地味な広報活動含め、大会として大々的には広報していないというのに、過去最高の参加者があっさり集まってしまったというのだから昨今のロゲブームをひしひしと感じざるを得ない。そんな注目を集める中で記事を書くのも結構緊張してしまうのだけど、いつものペースでいくつか書かせてもらいます。

全体の配置は下左図の通り。今年は県道71号以東の富士山麓は使わず、北は県境割石峠・端足峠、南は人穴神社前・猪之頭集落まで。東は県道71号を外周に、西は毛無雪見山麓の標高1100m以下のエリアで、チェックポイントの配置としてはずいぶん縦長な範囲に。毎年色々なエリアを使い回しながら行うというイベントの方針もあり、A沢周辺を開発しておきたくて、こういう範囲になった。

ちなみに陰影のある電子地形図を原図にした。PC画面で見ると分かりやすいが、実際に利用した地図は印刷機器の関係もあり陰影はあまり目立たなかった。そのためか反響(良い・悪い)はあまり聞いていないのだけど実際どうだったのだろう??

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ナビゲーション的には例年よりはやや易しめなチェックポイントを増やしたが、A沢周辺の林は富士山麓以上の微地形で、地形図では地形の判読が難しく、西の山側では尾根たどり・尾根くだりもあったりし中上級者でも歯ごたえのあるものにはしたつもり。

上右図の通り、まずはいくつかのエリアに分けて得点の配分バランスを決め、細かな得点設定をした。会場から遠く難易度も高いA沢周辺が一番高く、タフな南の山側がそれに次ぎ、初心者でも行きやすいよう会場周辺・道の駅・猪之頭にも大きめの得点を配した。北部の配点と南部の配点のバランスを取るのが難しく、北に行けば勝ち・南に行けば勝ちとはならず全体的に回らないと上位は難しいように何度か調整した。

最高得点は人穴神社前の肉うどん野島の77点だが、実は始めは端足峠が77点で、ここは50点だった。ロゲイニングの最高得点と言えば大抵はめちゃくちゃ遠いか難しいかで、初心者チームではなかなか行けない場所なことが多い。だけど、表彰式の時にも触れた通りファミリーでの参加も多い朝霧ロゲイニング、彼らでもちょっとがんばれば最高得点に行ける、そんな設定にしてみたくてこっちを77点にした。

結果的には77を取るのが上位の必須条件になってしまったけど、僕の想定ではジャンボリーゴルフ場入口から77を取って猪之頭交番あたりまでで5km以上、20~25分はかかる見込みだった。38から60までの往復、34から64までの往復とも同じく20~25分の見込みなので、77しかないならばそこまで重要にはならないと考えていた。う~ん、もうちょっと点数近づけてバランス取るべきだったか。

ついでに告白すれば僕の試走時のタイムから、
15→20→17→26→42→21→37→40→64→34→46→29→12→55→36→25→22→27→18→14→31→41→50→38→60→39→24→23→33→35→13→32→11
、978点(38~39km)で勝てる、と思っていたがワイルド阿闍梨には及ばず。。むぅ。

全体のまわり方をマクロなプランニングとすれば、細かなルートどりはミクロなプランニングと言えよう。ミクロなプランニングにおいても常に集中力を必要とする設定にしてあり、タイムが短縮できる箇所がいくつかある。例えば12→29はトップチームの多くがこなしているが、地図上の距離では下図のような差がある。僅かな差だが、100mの違いは20~30秒の差を生み、そういった細かな差が最後の10分の余裕を作っていたりする。それをいかに見抜くか。レースの振り返りをするときは、上手く行った部分に関しても改めて見直してみると数十秒は縮められたなんてところが出てくるので注目してほしいところ。

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同じような視点で上位チームの南の山のこなし方を見ていると各チームの戦略やスキルの差が見えてきて面白いのでルートだけでも紹介。

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※女子2位の「くったり、まったり」のみが41起点、他は39起点

朝霧ロゲイニング、イベントとしては2日間のイベントで、1日目はミニアドベンチャーレースや読図講習会、クリック・オリエンテーリング、ナイトオリエンテーリングと多くの方の協力を得ながら盛況に終わった。特にトップトレイルランナーの横山峰弘さんに来て頂けたのは、大会に華が生まれ本当によかった。怪我され大変な中、無理して来て頂いたのだけれども本当に感謝感謝。トップランナーとしてはもちろん尊敬する選手の1人だったけど、近くでお話を伺っていると謙虚な姿勢と、しかし経験に裏打ちされた確かな自信も感じ、そのお人柄に対しても尊敬の念が生まれる。ぜひ朝霧を走っていただきたかったが、怪我を克服し再び活躍される日が来ることだろうから、そのときには応援します。

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総合優勝のワイルド阿闍梨は標高の高い所をほとんど捨てて平地中心に攻めて圧勝。だけど山に登ったチームのみなさんはこんな雄大な朝霧高原の秋の風景を眺められたことでしょうから、その思い出を何よりの宝物にしてくださいね!

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2013.06.20

岩岳ロゲイニング2013

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▲ナビゲーションゲームスクラス、スタート前に

EVERNER岩岳ロゲイニング2013、おかげさまで盛況のうちに終了しました。

あいにくの雨でしたが。。 狭い範囲ながら苦労して組んだコースはまずまずご好評をいただき一安心です。初心者、初級者のみなさんには体力的には辛かったかもしれません。晴れてれば白馬の美しい山々に疲れを吹き飛ばしてもらう予定だったのですが。。まぁこればかりは仕方ないですね。これに懲りずにまた来年もご参加ください。

ルート解説や攻略方法はレース後の交流会の中で総合優勝の柳下さん、大内さんや混合優勝の村越さんに話していただいたので、そこに参加されていた方の特典!ということであまりここには書きませんが、3時間という時間帯のロゲイニングだとトップチームは走り続けられるスプリント・ロゲイニングと言って良いカテゴリだと思います。その中でより高い得点を目指すには、常にハイペースで走り続けられるルートを選ぶのが鍵になってきそうです。

参考リンク:岩岳ロゲイニング (山羊の足跡、柳下さんのブログより)

岩岳の皆さんはこのレースを地域を盛り上げるイベントにしようと昨年以上の準備をしていただきました。特に嬉しかったのが中学生から大人まで地元のスキー競技者に声をかけていただいたことです。いろいろな分野のアウトドアスポーツのアスリートにナビゲーションの楽しみを知って頂くことはこの世界を広げる可能性を秘めていると思います。

ちなみに主催者の方たちはすでに来年に向けて動いてらっしゃいます。来年は参加者だけでなく一緒に来ているご家族など観戦者も楽しめる演出もないかとアイデアを揉んでいます。どっぷりな関係者には出ないような柔軟なアイデアも出てきたりして、このイベントに関わらせていただけることは僕自身も本当に勉強になります。来年もお手伝いできるよう、競技者として運営者として、がんばらなくてはいけません。

今大会の様子は今月発行されるフリーマガジン「フィールドライフ」(エイ出版)に掲載予定です。アウトドアショップなどでも入手できます。こちらもお楽しみに。

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▲ゲレンデに散らばる色とりどりのロゲイナー

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▲晴れてればこんな夕焼けや、

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▲すっかり夏山の岩岳を満喫できました

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2013.05.22

岩岳ロゲイニング再び 準備編

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前の記事で紹介したEVERNEW岩岳ロゲイニング2013の準備のために白馬村岩岳に来ています。

昨年はミニロゲイニングのイベントということで、50人くらいの小さなイベントでしたが、今年は3時間のナビゲーションクラスが設けられナビゲーションゲームスのシリーズ戦にも指定されました。定員も200名と昨年の4倍に。とは言え、5時間、6時間のロゲイニングに比べれば短いレースなのですが、主催者である地元の皆さんはこの岩岳ロゲイニングを、「日本のロゲイニングを代表するエントリーレースとして育てていきたい」という意気込みで、数年計画で取り組まれています。なので今年もレース規模以上によいイベントになりそうな予感です。コースも地元の皆さんのご協力により、よいコースが組めそうです。お楽しみに。

なにより岩岳ロゲの魅力は眼前に広がる白馬の山々!コースのいろいろなところで圧倒的な景色がみなさんの心を刺激することでしょう。もちろん晴れれば、なのですが(^^; ま、天気悪ければガスって激ムズなナビゲーションが楽しめるので、それはそれでOKってことで。

そしてせっかく白馬村まで行くのでしたら、土曜のロゲイニングだけではなく、ぜひ岩岳に宿泊して翌日日曜も現地でアウトドアアクティビティを満喫することをお勧めします。ちなみにロゲイニングは定員200名に達し次第締切となります。今週頭の段階で150人を超えているようなので、参加をご検討中の方はお早めに!

お申し込み先:EVERNEW岩岳ロゲイニング2013

そんなわけで準備の時に撮ってきた美しい岩岳と白馬の写真を紹介します。

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▲岩岳から見る北アルプス白馬の山は圧巻

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▲カモシカくんも登場

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▲森の中のトレイルは涼しい風が吹く

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▲岩岳周辺の旅館街も風情があって落ち着く

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▲手前の山が岩岳。6月の岩岳でお待ちしています!

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2013.05.01

岩岳ロゲイニング2013エントリー受付中!

6月15-16日に開催されるEVERNEW 岩岳ロゲイニング 2013ではコースディレクターを務めます。15日がロゲイニング、1泊して16日には白馬・岩岳を満喫できるるアウトドア・アクティビティが多数用意されています。

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▲爽やかな6月の岩岳でロゲイニングを満喫!(八方尾根方面を望む)

15日のロゲイニングは3時間のナヴィゲーションゲームズ・クラスと90分のミニロゲイニング・クラスが用意されています。地元観光協会全面バックアップのため、ゴンドラ使って山頂へ行ったり、スキー場内を駆け回ったり、他ではなかなか味わえないロゲイニングを楽しめます。で、今月中旬にその下見へ行ってコースを決めてきます。1年ぶりの白馬・岩岳。5月はまだ春のはじまりくらいの気候とのことで、とても楽しみです。

2日目の16日は、姫川を豪快に下るラフティングや八方尾根トレッキング、季節のフルーツ狩り、フィールドでの読図・ナヴィゲーション講習などなど盛りだくさんのオプショナルツアーが用意されているようです。2日間合わせて、ロゲイニング初心者のご家族やご友人と一緒でも楽しめるイベントになってます。

ちなみに昨年のイベントは7月開催で(僕自身は大会遠征中のため本番には行けませんでしたが)、残念な天気かつスキー場の草もたくさん伸びていてなかなか大変だったようです。今年は1ヶ月早まっての開催。ちょうど僕が昨年のイベントのために下見に訪れた時期に開催されることになりました。6月はまだ梅雨の気配はなく、スキー場もようやく緑に色づき始める程度。今回紹介している写真のように、とても爽やかな景色が広がっており、おすすめの季節です。

そんな岩岳ロゲイニング、只今エントリー受付中です。先着200名、既に半分ちかくのお申し込みをいただいているとのことで、気になっている方はお早めにお申し込みください!

EVERNEW 岩岳ロゲイニング 2013 http://www.hakuba1.com/event/

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▲岩岳の上を爽やかな風が吹き抜けます

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▲スキー場も快適に走れます

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▲トレイルや森の中もコースにする予定ですのでお楽しみに

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▲もちろん白馬岳や大雪渓も魅力的

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2013.03.12

伊豆大島ジオパークロゲイニング2013

すっかり話題に乗り遅れていますが、3月2日に開催された伊豆大島ジオパークロゲイニング2013について。おかげさまで多くの方にご参加いただき、コースについても大変ご好評いただきました。「楽しかった」、「また出たい」、そんな言葉をいただくのが何よりの楽しみであり、喜びでもあります。実際のところは至らぬ点もあり反省すべきこともあるのですが、大島の素敵なフィールドと島の人たちのおもてなしの心に支えられてなんとか開催できました。多くのみなさんに感謝です。

さて、今回のコースを組むにあたって考えたことなどを少し。フィールドは島全域。6時間のロゲイニングに対し、バスを使えるとは言えちょっと広すぎる、ということで僕自身は当初は範囲を狭める主張をしていたのですが、結果的には広範なエリアのどこを狙っていくかというロゲイニング本来の楽しみが味わえるフィールド設定だったかなと思います。

実は初めて大島に行った段階で、既に島の人たちがCP候補地を60個ちかく挙げてくれていました。ただ若干偏りがあったので、合間を埋めるCPをさらに見つけて来て調整しました。そして危険な場所が多いと言うことで南東側の海岸と三原山南麓は今回はほとんどCPを置きませんでした。準備の様子をレポートしたときにも少し紹介しましたが、CP探しでは島の人の力に大変助けられました。で、CP候補が出揃ってから配置と得点のバランスを考えた結果が下の図。

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多くの人が三原山周辺には行きたがるだろうとは思いつつ、みんながみんなそこに行ってしまうと面白くないのでそのエリアの得点は飛び抜けて高くはしませんでした。合計では南部の差木地・波浮港エリアと同等。しかも差木地・波浮港エリアはCPが密集しており、かつ道路でつなげるため、時間あたり得点では三原山エリア以上です。スピードがないチームには実はおいしいエリアでした。6時間女子で優勝した「しもしす」のみなさんは南を中心に攻め、2位と350点差の圧勝でした。もちろんそこに行くバスの便数も多くない、時間がかかるというデメリットはあります。

早いペースで走れるチームであれば、バスを使いつつ北麓・東海岸の適当なところを攻め三原山エリアへ上がり、高得点だけ取って南へ降り、そのまま南海岸を攻める、最後はバスを使って元町・野増エリアへ戻り、余裕があれば北の山エリアのいくつかまで足を伸ばしてフィニッシュ、で一番得点を稼げて2000点+α、という想定でした。

実際は多くのチームが三原山へアクセスしやすい北半分のエリアを中心に攻めたようです。やはり三原山の魅力には勝てなかったということでしょうか。恐るべし三原山。もっともCPが南北に割れすぎていて途中で修正しづらかった、というのもあるかもしれませんし、この範囲に対して作戦時間20分は少し短かったのかもしれません。

そんなわけで各チームの通過CP一覧をアップしておきます。ちなみにこのリストは僕が個人的に打ち込んで作ったものなので非公式なデータです。打ち間違っていたらごめんなさい。

それから6時間男子優勝の「Aチーム2013」と2位相当の「静岡群馬選抜」(招待チーム)、6時間混合優勝の「シナネン・ニューバランス・バイシクルチーム」と2位「渋谷で走る会」のルート図も紹介します。こちらもざっくり聞いただけのところもあるので細かなところは違っていますがご了承ください。ちなみに破線部分はバス利用区間です。

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シナネン・ニューバランス・バイシクルチームは前日から大島入りしており、自転車で島の様子見をしていたため何カ所かでタイム短縮ができたとのことです。気合いが入っています!渋谷で走る会は最後バスで戻ってくるときに観光客で混雑しバスが遅延してしまい減点をくらってしまった、とのことです。バスや電車を使うロゲイニングのときにはその点も考慮してプランニングしておかないといけませんね。

Aチーム2013はメンバーの柳下さんによると「当初のプラン通りには行かなかった部分があり、途中で修正しながらこのルートになった」ということでした。一方で静岡群馬選抜の横山さんによると「(パートナーの)村越さんは初めからAチームと同じようなルートになっちゃうだろう、と予言していたので驚いた」と言っていました。2チームのスタート前のプランニングの様子を見比べても、Aチーム2013は比較的早めに結論を出し、あとはうまく修正しながら行こう、という作戦だったのに対し、静岡群馬選抜はかなりぎりぎりまで作戦を考えていました。2チームのスタイルの違いが出ていて面白いなと思うシーンでした。結果的には序盤・中盤の勢いに勝ったAチーム2013が勝ちましたが、もう少し作戦を練る時間があれば逆転の可能性もあったかもしれませんね。

そんなプランニングの様子を収めた動画などもあるので、大島ロゲイニングの話題についてはまだ続きがある予定です。気長にお待ちくださいませ。

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2013.01.25

大島ジオパークロゲイニング2013 現地調査

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上の写真が「日本の首都」がある東京都の風景だとは信じられない人は迷わずに伊豆大島ジオパークロゲイニング(2013年3月2日)に参加することをオススメします。

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▲日本の風景だとは思えない風景ばかり

昨日までの4日間、件のロゲイニングの準備で伊豆大島へと渡っていました。島全域を見て回り、島民オススメのチェックポイント(CP)の位置を確認したり、新たにCPになりそうなところを探してみたり、地図にない道をたどってみたりと島中をウロウロしました。それでも島のすべてを知ることはできず、大島の奥の深さに圧倒されますが、地元の人たちの協力を得ながら競技に使えそうなエリアを重点的に見て回りました。

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▲オレンジの服の彼氏は大会ウェブサイトのスタッフ紹介でも紹介されている大村さん。島の地理のすべてを知り尽くしている。彼氏のおかげで狭いようで広大な大島を効率的に見て回れた。

あいにく、天気が安定せず2日目は大雨で山の中は霧。3日目の晩にも雨が降り、4日目はご覧の通り三原山の上は雪景色でした。伊豆半島の南端ちかくにある大島に雪が降る、前回訪れたときにそう聞いたときにはにわかには信じられませんでしたが、まさか実際に見ることになってしまうとは。。

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▲愛媛出身という、ただでさえ雪が珍しい人間なので大島の雪にテンションが上がる

晴れていても、雪でも、霧でも、まわればまわるほど大島のすばらしさを見せつけられてしまいます。海があり、山があり、そしてなにより活きた火山がある、それも東京から高速船で2時間もかからないところに。そんな魅惑の大島をぐるっとまわれるこのロゲイニング大会は、手前味噌ながらとてもオススメのイベントです。もちろんコースは気楽に楽しめもし、歯ごたえもあるものを用意しています。

大会名称の通り、ジオパークめぐりもできる(というかあらゆるところにジオパークの構成要素がある)でしょうから地質屋、地形萌えのあなたにもオススメできます。またこの大会は大島で長年続いている椿祭りの一環として開催されます。島の至る所にある椿の名所を愛でながらロゲイニング、という通な楽しみ方もできるかもしれませんね。ところでこのブログで紹介しているポイントはレースでも使われるのでしょうか?それとも使われないのでしょうか?それは参加してのお楽しみ。本気で狙いたいチームはいろいろなところで予習したほうがよいのは間違いありません。

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▲コリドア(回廊)マニアとしては、こんなところを見つけると萌える。椿が咲けばもっと萌えよう。

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▲椿の森は少し散ったくらいが一番美しく見える頃だろう。今はまだつぼみ。

ちなみにエントリー締め切りは2月17日まで、または定員200名になり次第終了です。すでに100名を超えるお申し込みがあるそうで、第1回目で離島の大島だからと控えめに設定した定員をオーバーしそう、とのこと。お悩み中の方はお早めに。

さてさて、今週末は「世界の首都」で有度山トレイル三昧が開催されます。2日目のロゲイニングにはTEAM阿闍梨として柳下さんと一昨年の松代城趾ロゲイニング以来の出走。この間、ロゲイニングのコースは大小いっぱい作って来ましたが、参加者として出るのもそれ以来。これまでの経験を活かしてどういう走りができるのか、楽しみです。

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▲あ、そうだ!灯台マニアにもオススメかも

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