« 一年の計は元旦にあり | トップページ | みちの会40周年記念大会 »

2014.01.06

北欧のコーチが薦めるトレーニング

12月に香港で開催されたコーチング・クリニック。オリエンテーリングの本場、北欧からプロのコーチ(ヨーラン・アンダーソン氏、Göran Andersson、スウェーデンやノルウェーの代表コーチを歴任)がやってきて色々と講義をしてくれたという。参加された方々の報告が年末の強化合宿で行われた。こういう話はできるだけ共有していくべきだと思うので一部を僕のブログでも紹介。

----------------------------

オリエンテーリングはディスタンスに関わらず持久スポーツ。持久力向上のために伸ばしたい要素は3つ。最大酸素摂取量VO2max、乳酸閾値(LT)、ランニングエコノミー。

VO2maxは、自動車で例えれば馬力やトルクなどパフォーマンスを示す指標と言って良いかもしれない。数値が大きい方がより高いパフォーマンスを出せる。同じ時速100キロでも、軽自動車で走るときとポルシェで走るときでは余力が全然違う(ポルシェ乗ったことないけど)。オリエンテーリングもペース自体はものすごく速いものではないが、心拍的にはとてもきつい。なるべく強い心肺機能を持っていたい。VO2maxは若いうちのほうが鍛えやすいらしい。

LTは疲労の原因と言われる血中の乳酸が急激に上昇する運動強度。とても簡単に言えば楽なペースと苦しいペースの境目(体感の苦楽とは異なる)。この数値がよいということは、より早いペースをより長く続けられる、ということ。

最後はランニングエコノミー。同じVO2maxパフォーマンスをもつ選手でも、それに達したときのペースに差がある。その場合、より速く走れている選手の方が効率よく身体を使えているということになる。これもあえて自動車に例えれば足回りやボディ剛性だろうか。ちょっと違う気もする。。 ここではランニングに必要な筋力の強さや耐久性などを言っているようだ。

VO2maxやLTはかなり大きな体育施設や大学などの研究機関で測定し、数値を把握することもできるので、現状がどうなのかを知りたい方はぜひ年に一度は測ってみるとよいだろう。オリエンテーリング選手はスポーツ界で1,2を競うほども高い数値を示すことはよく知られている。

重要なのは現状の数値よりもそれぞれをどうやって向上するかであり、3つの要素を高めるためのトレーニングは下記のとおりだと紹介された。

20140105_trainingmenu

20140105_training_intensity

これがあなたにとって正解ではない可能性もあるが、これらを参考に今年の冬のトレーニングに取り組んで見るのもよいだろう。もちろんオリエンテーリングが速くなるにはフィジカルだけではなく、ナビゲーションスキルやメンタルのトレーニングも必要となる。それらを知りたい方はぜひJOAのアドバンスト選手登録をしてトレーニング合宿に出てみてほしい。

|

« 一年の計は元旦にあり | トップページ | みちの会40周年記念大会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 一年の計は元旦にあり | トップページ | みちの会40周年記念大会 »