恐怖心の克服
前の回でおこがましくもオリンピック選手と比較して
「僕はもう少しがんばる」と言ってみたり、
オリンピック盛り上がっていないと言ってみたり、
ホント何言ってんだ、ってことですよ。
今日、たまたま見たNHKスペシャルミラクルボディで
俄然オリンピックが楽しみになった。
真のトップアスリートは美しい。
そして学ぶべきところが多い。
今回はスキー滑降(ダウンヒル)のトップ選手、
アクセル・スビンダル、from Norway。
なぜ彼が強いのかをハイスピードカメラなどを駆使し、
他の選手とのラインの違い、フォームの違い、
使っている筋肉の違いなどを見ていく。
160km/hに達するそのスピードは
テレビ画面を通じてでも十分恐ろしい。
その中でもこれはと思ったのが、恐怖心の克服について。
スビンダル選手は滑降中のジャンプで事故を起こしている。
160km/hからの事故なので、そのトラウマは相当なものなのだろう。
多くの選手が身体が回復しても成績は伸びないのだが、
彼は違った。
復帰後にW杯総合優勝にも輝いている。
では彼は何が違ったのか?
事故を起こしたコースを
より速いスピードでこなすことで
事故のトラウマを克服した。
彼は言う。
「本当に勝利者になりたければ、
安全装置をちょっとはずさなくてはいけない」
しかし、実は脳の動きを解析すると、
事故のトラウマは消えてないのだという。
事故現場の映像を見ると、脳が反応してしまうのだ。
彼は事故を乗り越えたいという強い想いで、
(そして勝ちたい、より強くなりたいという想いで)
脳が覚えているトラウマに打ち勝った。
なんと高速移動時には機能できない視覚を処理する脳の分野を
使えるようになっている!のだという。
その脳の働きで驚異的な集中力を発揮し、
高速滑降を行っている!
勝つために脳までが変化してしまうなんて、
某格闘マンガみたいな展開じゃないか。
実際は彼には生まれついた能力があったのかもしれない、
という検証も必要だろうと思うところもあるが、
とにかくこの話から
強い想いを持って取り組むことの重要性を学ぶことができる。
オリエンテーリングでも、ダウンヒル中に捻挫をしたりして、
その後うまく降れなくなることは多々ある。
そういうとき、ケガをした同じ場所を、
そのときよりも速いスピードで走れるように練習すること、
そうすることでケガのトラウマを乗り越え、
さらには今までには見えなかった世界が見えてくるのではないだろうか。
克服しようという精神を養うこともトレーニングだ。
しかしこの番組、
以前も高跳びのステファン・ホルムの強さをいろんな角度で調べるなど
なかなか興味深い内容をやってくれる。
こういう番組を見てしまうと、
そろそろうちにもTVがいるかなと思ってしまう。
北欧の選手はみんな優しい顔をしているなぁ。










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